2017年06月02日
今年度は、体育正課を年間のカリキュラムに取り入れ、子ども・職員共に積極的に体育遊びへの機会を作っています。
6月1日(木)体育正課5回目
年長児ばら組さんは、跳び箱(開脚跳び)・鉄棒(腕曲げ、逆上がり)を行いました。
跳び箱のねらいは、「集中力、瞬発力を身につけ、挑戦する意欲を養う」です。
「走る→踏み切る→跳び越す」という一連の流れを組み合わせに挑戦していきます。
5段~6段にチャレンジをしておりますが、
無理に跳ばせるのではなく、自分の力で跳躍する為、ロイター板(踏切板)は使用しておりません。
(年長児ばら組さん)
鉄棒のねらいは、「腕を中心とした基礎的な体力を養う」です。
逆手腕曲げでは、腕の力で鉄棒を引き寄せる感覚を身につけ、逆上がりにつなげます。
逆上がりでは、足を鉄棒の上まで上げる練習に取り組んでいます。
1人ずつチャレンジする時もお友達を見て、学んでいるよ。
体育正課の最後は、コート内鬼ごっこをしています。
一度集まって、みんなでルールの確認
「なんで、ルールがあるんだと思う?」
一緒に考えることから、遊びを見つめなおそう。
年長児さんや年中児さんが園庭で遊ぶ際、人気のある遊びのひとつに鬼ごっこが挙げられます。
近年の子ども達の様子で気になることがあります。
それは、最初にメンバーを集めて鬼ごっこをするというよりは、
「じゃあ、鬼(やって)ね」や 「僕が鬼ね。」と、いきなり始まり、
気が付くと、何も言わず参加メンバーが抜けていったり、鬼になる為に鬼に近づき、鬼ごっこになっていない様子を見かけます。
楽しく遊んでいた鬼ごっこ。誰かが悲しい思いになって、先生を呼ぶことも・・・。
この問題を先生達でも話し合い、まずルールがあって鬼ごっこが出来るということを子ども達と一緒に考え、行っていく機会を作ろうということになりました。クラスみんなで鬼ごっこをすることで、共通認識の鬼ごっこが成り立ちます。
体育正課では、色々な器具のポイントを押さえるとともに、体を使って遊ぶことの楽しさや、集団での遊びを通じ、子ども達1人一人がルールの大切さ(秩序)を意識し、自発的、積極的に行動ができる場を設定し、育ちざかりの幼児に「あそび」の環境を整え、どの子も熱中できる働きかけを工夫して参りたいと存じます。
~雨上がりの朝~